あらい農産の取組み
循環型農業(飼料・堆肥)



あらい農産では、“食”の安全性を脅かす恐れのある化学肥料や農薬の使用を出来るだけ控え、その代替として牛糞堆肥を積極的に使っています。
手間はかかりますが、堆肥を用いて作られたお米は、そうでないものよりも安全性が高く、“安心”につながるのは言うまでもありません。
さらにお米を収穫した後のわらは、肉牛肥育の飼料に使用され、牛の健康を保つ役割を担っていますので、これらがつくりだす肉の安全性が高まります。
その牛が排泄した糞をもとに堆肥をつくり、水田に戻ってくることで、循環型農業の推進と資源の地域内流通が実現されます。
さらに、地域循環型社会の形成をめざす、東京農業大学(応用生物科学部生物応用化学科:後藤教授ら)が開発している環境にもやさしい有機肥料「みどりくん」を使用して、大学が考えている地域循環型社会の形成にも少なからず貢献していると自負しています。
出張授業(食育活動)



次世代を担う子供たちに、もっとお米や農業のことを知ってもらいたい。
生産者、農業従事者という観点から、“食”や“農”への関心を高める活動として、給食用のお米を納入している都内の小学校などを中心に、ご要望に応じて稲の生育や農業の話、そして“食”の大切さを伝える出張授業をおこなっています。
授業では多くの子供がお米や農業という仕事に興味を抱いてくれます。こうした取組みによって、自分たちの自信にもなったり、また活力にもつながっていると感じています。
これからもご要望があれば、積極的におこなっていきたい取組みです。
食育のこと
米づくり体験



行田市内の幼稚園をはじめ、東京農業大学の学生向けとして、田植えや稲刈り体験に水田を提供しています。
作業の指導・アドバイスはもちろん、水田の役割や重要性をわかりやすく説明し、体験を通して、お米づくりを次世代に伝えています。
今でこそ機械化が進んだ水稲栽培ですが、田植え体験は手で植えるので、みんな泥だらけになって一生懸命楽しんでいる姿を見るのは、私たちにとって、とても新鮮で幸です。